今週の卓話要約


「ワインと健康」
岩城内科医院 岩城紀男 氏

小林 清彦氏  健康と飲酒・喫煙の問題に日頃取り組んでおられます岩城氏に、本日はワインと健康についてお話を伺いました。
  まずはワインの歴史、ぶどう、ワインの醸造、等級、ラベルの見方、ワインの味わい方、ワインの利き酒(ワインの色相・濃淡・澄み具合・香り・味)、飲み頃、酸化防止の保存法、ワインの種類、産地などを現地に行かれた写真にて説明されました。
  ノアの方舟が流れ着いたトルコとイラクの国境近くにあるアララト山でワインを作り始めノアは160歳まで生きたこと、レオナルド・ダビンチの最後の晩餐に描かれているワイン・グラスのこと、ぶどうの木は根が20mも30mも地中深く色々の地層の栄養吸い上げて、美味しさと特徴がでること、種や皮のところにワインの美味しくなる成分があることなどは興味深い話でした。
  ワインと健康については、インドの古い医学書に「ワインは心と体の活性剤、不眠と哀しみと疲労を癒し食欲・消化・幸福感を促進させる」とあるとのことです。
  本題の生活習慣病との関係においては心血管系にはアルコールは良いが不適切な飲酒は良くない。蒸留酒(焼酎、泡盛、ブランデー、スコッチウイスキー)はアルコールに近く良くない。
  ワインは適量(グラス2杯ぐらい)であれば良い。赤ワインは特に良いとの事で、肉の消費量が増えると心臓病が増えるがスペイン、ギリシャ、特にフランスなどは赤ワインを良く飲むので数値は低く、赤ワインの中のポリフェノールの効果があり血管内皮細胞に良いとのこと。
  またレスベラトロールは脳機能の改善をし、ペプチドA・Bは健忘症に良い、物忘れがひどい人はお勧めです。またアルツハイマー予防にも良く、抗癌作用もあります。白ワインは腸内殺菌作用があり、生カキには良い。ノロウィルスにも効果があります。お酒を飲むときは一緒に食べるつまみには植物の種(特にセサミンが多いゴマなど)、野菜(にんにく、キャベツ)が良く、赤ワインにはチーズ、パンくずなどが合う。
  ロマネコンテなど150万円のワインもあるが、おすすめの赤ワインはローヌワイン、南仏ランドクルシオンなどのリーズナブルなものが良いとのことです。ゲーテの言葉 『ワインの無い食事は太陽のでない一日』とのことで、ワインを飲んで長生きしましょうとのお話でした。



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